【年収400万円→600万円】田舎→都市部に引っ越したら年収アップした話
私は田舎の運送会社で何年も働いた経験がありますが、ある時ふと、
都市部の運送会社に転職したら年収上がるんじゃないか?
と思い立ち、実際に思いきって転職してみました。
結果、結論から言うと…給料は上がりました!
具体的に数字で説明すると、
- 田舎では350万円〜400万円いけば良い方
- 都市部の運送会社では入社当初450万円、仕事に慣れた今は600万円
これくらい給与が上がりました。
でも、当然のことながら、それには良い面もあれば苦労もありました
この記事では、田舎と都市部の運送業の違いや、年収がどう変わったのか、そして実際の体験談をお話ししていきます。
1. そもそも、田舎の運送業ってどんな感じ?
まず最初に、私が働いていた田舎の運送会社の話を少ししておきます。
田舎と言っても場所によって状況は違うと思いますが、
私が住んでいた地域は自然豊かで、のんびりとした環境でした
都会の喧騒からは程遠く、車も少なければ交通渋滞もほとんどありません
仕事の大部分は地元の農産物や建材を運ぶことが多く、大きな配送センターや物流倉庫というものも少ないため、荷物の受け渡しはシンプルでスムーズ。
正直、ストレスはほとんどなかったです
しかし、それと同時に年収はそれほど高くはなかったです。
もちろん、田舎の生活費は都会に比べて多少安いので、そこまで不満はありませんでしたが、
もっと稼ぎたいなあ…
という気持ちは常にありました。
以下には、私が感じていた田舎の運送業のメリット、デメリットを挙げます。
1-1. 田舎の運送業のメリット
- 仕事が安定している: 地元の企業とのつながりが強く、定期的な仕事が多い。
- ストレスが少ない: 交通渋滞がほぼなく、のんびりした環境で仕事ができる。
- 生活費が安い: 田舎ならではの生活コストの低さで、少ない給料でも十分暮らせる。
1-2. 田舎の運送業のデメリット
- 年収が低い: 仕事の量が限られているため、どうしても収入が抑えられる。
- キャリアの選択肢が少ない: 小さな運送会社が多く、トラックの種類やキャリアアップの機会が少ない。
- 運ぶ距離が長い: 田舎では配送先が遠く、中距離〜長距離運転が当たり前のことも。仕事内容によるが平均して一回の運行時間が長くなりがち。
2. 都市部の運送業界に転職した理由
では、なぜ私は田舎から都市部の運送業界に転職しようと思ったのか。
これにはいくつかの理由があります。
まず、年収アップが大きな理由です
田舎では年収が上がりにくいことに気づいていましたし、ネットや求人情報を見ていると、都市部では運送業界の求人がたくさんあり、給料も高めでした。
しかも、都市部の物流はどんどん拡大しているので、仕事の需要も多いように感じました。
そして、もう一つの理由は、キャリアアップの可能性です
都市部には大手の運送会社や物流センターが多数存在しており、田舎では見られないような特殊な車両を扱っている会社もあり、さまざまなキャリアパスがあることが魅力的でした。
田舎では会社の規模が小さく、給与アップのチャンスも限られていたので、都市部で新しい経験を積んでみたいと思ったんです。
資格が必要な特殊車両に乗ってみたい好奇心もありました
専門性のある仕事の方が給料が高めだったので、将来を考えてステップアップしてみたいと思いました
転職の希望先は、液体輸送を専門としたタンクローリーの会社。
インターネットの求人で良さそうな会社を見つけましたが、そこは『危険物取扱者乙種第四類』の資格を必要とする会社でした。
私は資格を所持していませんでしたが、資格を取ってからだと求人が終わってしまうかも知れないと思い、ダメ元で大型の免許だけで履歴書を送りました。
自分で言うのもなんですが、誠実そうに見えることだけには自信があるので、あとはどれだけやる気を伝えられるか、そして自分を売り込めるかと思っていたので、資格が足りなくてもなんとかなるんじゃないかな…?という、楽観的な気持ちで面接に臨みました
結果、面接のその場で採用をいただけることになりました
危険物乙4の資格は、横乗りで仕事を覚える期間に勉強して取ってもらえればいいとのことでした(運行管理の資格を持っているのを少し評価してもらえたからなのか、しかし今にして思えば会社も思いきった採用したなと…)
危険物の資格が取れなければ仕事ができないという、まさに背水の陣のようなプレッシャーが良かったのか、勉強(ほぼ一夜漬け)して資格は取れました
2-1. 都市部に転職することで期待したこと
- 年収が上がること: 都市部の運送業界の求人は、田舎に比べて圧倒的に高収入だったため。
- キャリアの広がり: 大手企業での経験や、給与アップの機会が増えると感じた。
- 新しい挑戦: 新しい環境で自分のスキルを試してみたいという気持ち。
3. 都市部の運送会社での生活
転職が決まってから、実際に都市部に引越して新しい生活が始まりました。
最初は都会のスピード感や人の多さに圧倒されましたが、仕事に慣れるにつれてそのリズムにもついていけるようになりました。
3-1. 都市部の運送業の特徴
都市部で働くようになると、田舎とは全く違う部分がたくさんあることに気づきました。
例えば、配送の効率が段違いです
都市部では、短距離で多くの荷物を運ぶ仕事が多く、配送先もコンパクトにまとまっていることが多いです。
そのため、1日に何件も配送をこなすことができ、時間の使い方も効率的です。
ただし、当然のことながら、交通渋滞は都市部特有の問題で、特に朝夕のラッシュ時は大変です。
渋滞にハマると予定よりも大幅に時間がかかることもあって、最初のうちはこれにストレスを感じましたね
また、配送する荷物の種類も田舎とは異なり、より多様です。
物流のスピード感が要求されるので、時間管理が重要です。
最初は土地勘もないため、スマホのナビアプリに助けられながら道を覚えて、その地域の配送業務に慣れていきました
私は手探りで仕事に慣れていくのは楽しかったのですが、専門性のある仕事だっただけに最初はそれなりに神経をすり減らされました(経験豊かなドライバーでも向き不向きのある仕事です)
3-2. 都市部での生活の変化
都市部で働き始めると、生活もいくつか変化しました。
生活費はやはり田舎に比べて高いです。
田舎より家の価格も高かったですし、食費、交通費など、毎月の支出は増えましたが、それ以上に年収が上がったため、全体としては経済的に余裕ができました。
また、都市部はプライベートの充実度も違います。
休日にはショッピングモールやレストラン、カフェなどが豊富にあり、田舎では体験できなかった楽しみがたくさんあります
4. 年収がどれだけ上がったか?
では、実際にどれくらい年収が上がったのかというと…
私の場合はざっくり3〜5割増しくらいです
具体的な数字で言うと、田舎の運送会社で働いていた時は、年収は良い時で約400万円ほどでしたが、都市部に転職してからは現在600万円を少し超えるくらいになりました。
もちろん、業界や企業によって給料は違うので、一概には言えませんが、私の場合は同じ運送業でもこれだけ差が出るのかと実感しました。
都市部では運送の需要が高く、給料もその分高めに設定されているようです。
4-1. 都市部で年収が上がる理由
- 需要が高い: 都市部は人やモノの流れが活発で、配送のニーズが高い。
- 効率的に配送できる: 短距離で多くの荷物を運ぶことができるため、仕事量が多く、成果に応じた報酬が得られる。
- 大手企業が多い: 大手運送会社では、福利厚生や昇給制度が充実していることが多い。
5. 田舎 vs 都市部:どちらが自分に合っているか?
最後に、田舎の運送業と都市部の運送業を比べてみて、どちらが自分に合っているか考えることが大切です。
年収が上がることはもちろん大きな魅力ですが、それだけでなく働き方や生活スタイルが自分に合っているかどうかも重要です。
5-1. 田舎が向いている人
- のんびり働きたい人: 渋滞がなく、自然豊かな環境で働くことを好む人。
- 生活費を抑えたい人: 都市部に比べて家賃や食費が安く、ゆとりのある生活ができる。
- 地元に根付いた仕事をしたい人: 地元企業との関係を大切にし、安定した仕事を求める人。
5-2. 都市部が向いている人
- 年収を重視する人: 仕事の量が多く、年収アップを目指したい人。
- スピード感のある仕事が好きな人: 配送の効率や時間管理に挑戦したい人。
- キャリアアップを目指す人: 今よりも大きな車両や特殊な車両に挑戦できるので、キャリアの可能性を広げたい人。
6. まとめ:都市部の運送業界は、様々なチャンスの可能性がある!
田舎の運送会社から、都市部の運送会社に転職した経験を通じて、年収アップやキャリアの広がりを実感しましたが、それと同時に都市部ならではのストレスや課題もありました。
それでも、私は都市部での経験を得たことで、より自分の仕事に対する考え方が変わり、今も新しく挑戦したいことが出来たりして、そんな毎日を楽しんでいます。
もし、あなたも年収アップやキャリアアップを考えているなら、都市部の運送業界に挑戦してみる価値は大いにあると思います。
私が思いきって(勢いで)田舎を飛び出して、都市部の運送会社に転職活動をして良かったと思うことを挙げると…
- 自分の市場価値が分かる
- 自分が「何で貢献できるか」を考えるようになる
- どの面を磨けば、より人材価値が高まるのか分かる
- 他社でも働けることが分かって、自信を持って働けるようになる
ということで、「稼ぐ」ことに関するリテラシーを高めることができて、私的には大満足でした。
ただし、環境の変化や生活スタイルの違いをしっかりと理解してから決めることが大切です。
どちらにしても、自分に合った働き方を見つけることが一番大事ですね。
この記事が、あなたの運送業界でのキャリアに少しでも役立てば嬉しいです。
ではまたっ、ピース!