中小の運送会社は社長の影響が大きい
中小の運送会社と大手の運送会社には、どんな違いがあるでしょう?
中小の運送会社は、大手の運送会社が運ばないようなお客さまの荷物を運ばせていただく事があります
そのお客さまの荷物を安全に運ぶことで、お客さまのビジネスが次第に拡大
それによって、また新たな運送の依頼をいただく、という良いお付き合いをしている会社も多いです
このように、中小の運送会社はその小回りの効いた業務や機動力で、ニーズを築いていることもあります。
そんな中小の運送会社に勤めていると、何よりもまず「社長の影響力」というものを強く感じることがあるかもしれません。
社長の一声で従業員のモチベーション変わるよね
大企業とは異なり、組織がコンパクトな中小企業では、社長の一言や判断が会社全体に直接影響を与えることが多いです。
この記事では、中小運送会社における社長の影響力について、具体例を交えながら考えていきます!
1.社長の経営方針が、そのまま会社の方針に
中小の運送会社では、社長の考え方や価値観が、そのまま会社の方針に反映されることがよくあります。
前にいた会社の社長はネガティブな発言が多く、会社を大きくしていこうってタイプではなかったかな…
このご時世、現状維持でなんとかやっていこうの方針では衰退していくばかりになるかも
そうだね。ドラクエでも私は“ガンガンいこうぜ”が好きだな
社長はみんなの頼れる勇者的な存在であってほしい!
たとえば、社長がとくに強く「安全第一」を掲げている会社では、社員全員が安全に対する意識を強く持つようになります。
一方で、社長が「コスト削減」に力を入れている会社では、効率性やコスト意識が強調されるでしょう。
実際、ある中小の運送会社で働いていたドライバーが、こう話していました。
うちの社長は、少しでも無駄な運行を減らそうと常に言っていて、みんなでルートの見直しを頻繁に行ってるよ
このように、社長の経営方針がそのまま現場に反映されることが多いのが、中小運送会社の特徴です。
2.社長との距離が近いからこそのメリット、デメリット
中小運送会社では、社長と社員の距離が近いことも大きな特徴です。
大企業では、社長に直接意見を伝える機会がほとんどないかもしれませんが、中小企業では社長と日常的に顔を合わせることが多く、意見や提案を直接伝えることができます。
例えば、運送スケジュールやルートに関して、現場のドライバーからの提案を社長がすぐに聞き入れて、改善を行うといったケースもあります。
こうした距離の近さが、中小企業ならではの柔軟性やスピード感につながっています。
また、社員一人一人の努力や成果を社長が直接評価してくれることもあり、やりがいを感じる事もある、というのがメリットです。
逆にデメリットとして、社長がワンマン的な経営をおこなうばかりで、社員の意見を無視したりしていると、社員の士気が低下して、離職率が高まる可能性があります。
特に中小企業では、社員一人ひとりの役割が大きいので、一人の離職が会社全体に与える影響も大きく、業務のパフォーマンスに悪影響を与えることがあるかも知れません。
ダメな中小の社長は気に入ってる社員にばかり良い仕事を回したり、自分の好き嫌いで仕事してたりする
そんな社長を見て退職したり、アホらしくなる社員も…
会社を辞めるのは待遇や給料など、必ず理由があります
3. 社長の人柄が会社の雰囲気を作る
社長の人柄や性格は、そのまま会社の雰囲気にも大きな影響を与えます。
例えば、明るくて前向きな性格の社長がいる会社では、自然と社員も明るく前向きに仕事に取り組む傾向があります。
一方で、厳格で規律を重んじる社長がいる会社では、社員も緊張感を持って仕事に臨むことが多いでしょう。
ある中小運送会社では、社長が毎朝元気よく
おはようございます!
と社員全員に挨拶をして回る習慣があって、その明るさが会社全体の士気を高めていました。
このように、社長の人柄や行動が、会社全体の雰囲気を作り出すこともあります。
4. 社長の決断が会社の将来を左右する
中小企業では、社長の決断が会社の将来を大きく左右します。
- 新たな事業展開
- 設備投資
- 人材採用
こういった会社の重要な決断をおこなう場合、社長の判断がそのまま会社の運命を決めることが少なくありません。
例えば、ある運送会社では社長が、
今後はネット通販サイトの物流に力を入れるべきだ
と判断し、新しい専用の物流センターを設立しました。
その結果、会社の業績が大きく向上しました。
もし反対に、誤った判断を下してしまった場合、会社全体が厳しい状況に追い込まれることもあり得ます。
そういえば、私が働いている会社の社長が効率化のためにイチ早く配車の自動化システムを導入していた
しかし他に見切り発車でスタートして上手くいかず頓挫したプロジェクトもあったりする
挑戦的すぎるのもダメなのか、経営は難しいね
5. 社長と社員の信頼関係が大切
中小企業で働く上で、社長との信頼関係はとても大事です。
社長が社員一人一人を信頼して、また社員も社長を信頼してついていくことで、会社全体が一丸となって目標に向かって進むことができます。
信頼関係が築かれていると、社長の指示に対する社員の理解も深まり、効率的に業務が進行するでしょう。
私が勤めていた運送会社では、社長が定期的に社員と面談を行なって、意見や悩みを聞いて信頼関係を築いていました
社員の生活を考えてくれてるのがわかると嬉しい
会社のために仕事を頑張ろうって思います
6. 社長のリーダーシップや、示すビジョンが社員のモチベーションになる
社長が示す会社のビジョンは、社員のモチベーションに影響を与えます。
中小企業では、社長のビジョンが明確であればあるほど、社員はそのビジョンに向かって努力しようという意識が高まります。
例えば社長が、
将来的には、地域ナンバーワンの物流会社になる
というビジョンを掲げた場合、社員もその目標に向けて日々努力して成長を遂げていく会社になるでしょう。
社員全員が同じ方向を向いて働くことができます。
結論:中小の運送会社は社長しだい
中小の運送会社は社長の、
- リーダーシップ
- ビジョン
- 経営方針
- 人柄
- 決断力
- 倫理観
といった要素が大きく影響します。
中小の運送会社で働く際は、社長の影響力を理解して、それを前向きに受け入れていくことができれば、労働者として気持ちよく働けるでしょう。
社員一人一人が社長のリーダーシップのもとで力を発揮して、会社全体が成長していくというのが、中小運送会社の理想であり、醍醐味とも言えます。
一方で、社長のリーダーシップが欠如している場合は、会社の未来は不透明なものになるかもしれません。
そのため、社長は中小運送会社の運命を左右すると言っても差し支えないくらい重要な要素であることは間違いないです。
社長からしたら社員には“働いてくれてありがとう”
社員からしたら社長には“雇ってくれてありがとうございます”
そんな感謝の気持ちをお互い大事にして頑張って良い会社にしていけたらいいよね
ではまたっ、ピース!