【脱・低所得】手取り10万円台で辛いなら、トラックに乗る仕事で稼いでみないか?
昨今のSNS界隈では、「手取り14万円、日本終わってますよね」や「手取り15万円」といった報われない低所得者の書き込みがトレンド入りすることがあります。
それに対してある有名なインフルエンサーが、
日本が終わってるんじゃなくて、『お前』が終わってるんだよ
という辛口のコメントを発信して物議を醸したのも記憶に新しい。
一般のユーザーからも、
- 自分が満たされていないからって世の中のせいにするな
- 努力もしないで甘えてる
といった批判する声もあれば、同情や共感する意見も見られます。
私個人の意見はというと、こういう低所得層の事情が採り上げられるのを見るたび
日本の格差は広がってるんだなあ
というのを実感します。
そんな私も20代のときは手取り12万円〜13万円だった時代がリアルにあるので、低所得者の気持ちもわかります。
手取り10万円台で生活していると、毎月のやりくりが大変ですよね。
家賃や食費、光熱費や通信費を支払ったら、もうほとんど残らない…
そんな状況に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
でも、もしそんな生活に限界を感じているなら、一度トラックドライバーの仕事を考えてみるのも一つの手かもしれません。
いま、何か変わる必要があると感じています
こんな方に、この記事の情報が生活苦を解決する一助となれば幸いです。
トラックドライバーの仕事って?
まず、トラックドライバーの仕事ってどんなものかご存じでしょうか?
簡単に言うと、荷物をトラックに積んで、指定された場所まで運ぶお仕事です。
トラックの種類は、主には2トントラックから大型トラックまで実にさまざまあります
私の場合は、最初は2トンの保冷車(荷室の中が冷蔵庫になっている食品を運ぶトラック)から始めました
そして今では大型タンクローリーに乗っています
運ぶものも、食品や日用品から建材まで多岐にわたります。
なんだか大変そう
と思うかもしれませんが、
実際に働いてみると意外と楽しいものですよ。
特に、運転が好きな人にはピッタリの仕事ですし、
移動中に好きな音楽を聴いたり、景色を楽しんだりできるのも魅力の一つです。
トラックドライバーとして働くメリット
トラックドライバーとして働くことのメリットについて見ていきましょう。
1. 給料が比較的高い
一番のメリットは、何と言っても給料です。
手取り10万円台で苦しんでいる方にとって、トラックドライバーの仕事は魅力的。
年功序列の給料制度ではなく、やった分だけ稼げる歩合の割合が大きいからです。
20代でも同世代と比較して、かなり高い給料を得ることができます。
未経験から始めても、手取りで20万円以上になることも珍しくありません
経験を積んで技術が上がれば、さらに高収入を目指すことも可能です。
2. 資格を取るとさらに稼げる
トラックドライバーとして働くうちに、大型免許やけん引免許を取得すると、さらに稼げるようになります。
資格を持っていることで、より大型のトラックを運転する仕事や、特殊な荷物を運ぶといった専門性の高い仕事を任されるようになり、その分給料もアップします。
ゲームのRPGのように、“わかりやすく”レベルアップして給料の数値が上がるのを実感できるのが魅力です
3. 仕事が安定している
物流業界は、日本の経済を支える重要な産業です。
そのため、仕事がなくなる心配はほとんどありません。
特にコロナ禍でネット通販が増えましたし、物流の需要は今後も続くと予想されます。
4. 自分のペースで働ける
トラックドライバーの仕事は、基本的に一人でおこないます。
そのため、自分のペースで仕事を進めることができるのも魅力の一つ。
もちろん、荷物の着時間などの納期はありますが、運転中は一人の時間を楽しむことができます。
トラックに乗って、会社を出てしまえば人間関係に悩まされる心配もないです。
仕事中にも自分の時間を持ちたいという方に向いています
5. いろいろな場所に行ける
トラックドライバーとして働くと、全国各地に行くことができます。
普段は訪れることのない場所や、美しい景色に出会うことも多く、仕事の合間にちょっとした観光気分を味わえることもあります。
日本は広いです。
もしかすると、ここに住んでみたいと思えるような自分の理想の街に出会うこともあるかもしれません。
私は小さい頃から海が近い街で暮らすのが憧れでした
仕事でよく行く街が素敵な感じで、実際に住んでみたいと思い、その地域にマイホームを購入して妻と引っ越しました
海を見ながら、愛犬とのんびり散歩する時間が好きです
トラックドライバーのデメリットを考える
もちろん、トラックドライバーにもデメリットはあります。
次にトラックドライバーとして働く上での注意点について見ていきましょう。
1. 体力が必要
トラックドライバーは、体力勝負の仕事でもあります。
長時間の運転や、荷物の積み下ろしが必要なこともあるため、体力に自信がない人には少し厳しいかもしれません。
ただし、運転中は適度に休憩を取りながら進めることができるので、無理なく働くことも可能です。
2. 生活リズムが乱れやすい
トラックドライバーの仕事は、決まった時間に出社して帰宅するという固定の勤務スケジュールではない場合が多いです。
仕事内容(行き先など)や、荷物の種類によってその日の出勤時間が決まります。
そのため、柔軟な働き方ができる必要があります。
時には夜間や早朝に出発することもあります
そのため、生活リズムが乱れやすく、健康管理が重要です。
特に長距離運転の場合は、疲労がたまりやすいので、なるべくしっかりと睡眠をとるようにすることが大切です。
3. 社会との関わりが少ない
一人で運転する時間が長いため、社会との関わりが少なくなりがちです。
コミュニケーションが苦手な人にはとくに向いている仕事ですが、人と話すことが好きな人にとっては、少し孤独に感じることもあるでしょう。
4. 交通事故のリスクがある
運転中は、常に交通事故のリスクが伴います。
特に長時間の運転や、悪天候時には注意が必要です。
安全運転を心がけることでリスクを減らすことはできますが、常に緊張感を持って運転する必要があります。
5. 方向音痴だと仕事を効率よく行いにくい
まれに自分の家に帰るにもナビが必要なほど極度の方向音痴の方がいらっしゃいます。
そんなバカな!と思われるかもしれませんが、
私の妻がそうなのです
そういった方は効率よく運送業務を行えない場合があるかもしれません。
トラックにはナビが付いていない場合がほとんどですからね。
※ ただ解決策として、スマートフォンのナビアプリを使えば、そんな「苦手をカバー」できます。
私もナビアプリのNAVITIMEを仕事で活用していて、新規の行き先へのルート確認がササっとできて、いつも重宝しています。
無料のナビアプリだと、離合困難なほど狭い道に案内される場合がありますが、NAVITIMEは車幅や車高の登録をすれば、安全なルートを案内してくれます。
ほかにトラックの運行に特化したバージョンのトラックナビもあります。
自分に合ったナビを選べば、道に迷うのが心配という不安もなく仕事ができます。
それでも頑張れば報われる!
トラックドライバーの仕事には、確かにメリットとデメリットがありますが、
それでも頑張れば報われる点が多いです
例えば、最初のうちは慣れない仕事や、ときに厳しい運行スケジュールに苦しむこともあるかもしれません。
ですが続けていくうちに体力もついてきて、だんだんと仕事がスムーズに進むようになっていきます。
また、仕事に慣れてきたらキャリアのステップアップを考えることもできます。
資格を取得してスキルアップすることで、より高い収入を得ることが可能です。
そして、仕事に対する自信がつくことで、プライベートでも前向きな気持ちで過ごせるようになります。
稼げるようになると、『自分のことが好き』になります
自分のペースで働きながら、自分や家族のための幸せな人生プランを考えたり、夢を追いかけることができるのも、この仕事の大きな魅力です。
ここまで解説しても、残念ながら行動しない人はしないと思うのですが、やってみる価値はありますよ
- 行動する勇気がない
- 稼ぎたいけど、しんどいのはちょっと…
- どうせ自分にはできない
- 挑戦して失敗するのが怖い
こんな『でもでもだって』とやらない言い訳を考えている時間があるなら、思い切ってこの業界に飛び込んでみましょう。
案ずるより産むが易し。
「できる」と思えば案外「できる」のがドライバー職です。
引きこもりの私だって変われたんですから、大丈夫です
どうやって運送会社を選べばいい?
具体的にどう行動して運送会社を探せばいいか、方法を7つ採り上げていきます。
1. 求人サイトやアプリを活用する
【おすすめ度】★★★★☆
若年層や未経験者がまず手軽に始められるのは、インターネットの求人サイトやアプリを利用することです。
例えば、以下のような求人サイトが役立ちます。
- IndeedやリクナビNEXT:多くの業種を網羅している求人サイトで、未経験歓迎の仕事も豊富です。
- ドラEVERやプレックスジョブ:運送業界に特化した求人サイトで、トラックドライバーの求人を探しやすいです。
これらのサイトでは「未経験者歓迎」の求人も多く見つかります。
また、検索機能を使って地域や条件に合った会社を簡単に探すことができます。
自分に向いている仕事がわからない場合は、dodaなどの転職エージェントに相談できるサービスを利用しましょう。
『◯◯(地域名) 転職エージェント 運送』といったネット検索をすると、その地域に密着したサイトが見つかることもあります。
2. ハローワークを利用する
おすすめ度】★★☆☆☆
ハローワークは、地域ごとに運営されている公共の職業紹介所で、未経験者向けの求人情報も豊富に揃っています。
特に運送業界では、地域密着型の会社が多く、地元で働きたい人にとって一つの選択肢となります。
ただし、求人情報には画像がないなど可視性が低く、企業の雰囲気が把握しづらいデメリットもあるので、自分でネット検索して情報を補完する必要があります。
閲覧できる会社のなかには転職サイトに載っていないような会社も見られます。
ただ、条件の良い会社も悪い会社も区別なく扱っており、それはまさに玉石混交。
ブラック企業の求人も普通に掲載されているので注意が必要です
こういったことから、コスパやタイパを意識する若年層のハローワークの利用率は低くなっているようです。
この後で解説する教育訓練給付金の支給手続きに行きがてら、ハローワークの求人もちょっと覗いてみるかといったスタンスでも良いかもしれません。
3. 運送業界のイベントや説明会に参加する
【おすすめ度】★★★☆☆
運送業界では、ドライバー不足を解消するために、各地で就職説明会や採用イベントが開催されています。
これらのイベントでは、実際に企業の採用担当者と直接話ができ、会社の雰囲気や仕事の内容を詳しく知ることができるため、興味のある人にはおすすめです。
「◯◯(地域名) 就職面談会」で検索すると出てきます
とくに都市部ではよく開催されていますね
4. SNSやコミュニティを活用する
【おすすめ度】★★★★☆
最近では、SNSやコミュニティサイトでも求人情報がシェアされることが増えています。
X(旧Twitter)やFacebookなどで「運送会社 求人」「トラックドライバー 未経験」などのキーワードで検索すると、企業が直接求人を投稿していることもあります。
また、トラックドライバーの集まるコミュニティで経験者にアドバイスをもらえる機会があるかもしれません。
本当に良い求人はなかなか公開されないものですが、実際に業界で働いている人の会話からヒントになるようなものが得られることもあるでしょう。
5. 運送会社の公式サイトを確認する
【おすすめ度】★★★★☆
特定の運送会社に興味がある場合や、家から通勤できる距離にある会社を探すなら、一度ネットで検索してみましょう。
そしてその会社の公式ウェブサイトにアクセスして、「採用情報」や「求人情報」ページを確認して、条件に合うか確認します。
大手運送会社では、定期的に新しいドライバーを募集していることが多く、未経験者向けの支援プログラムを提供している会社もあります。
田舎の場合は選択肢がなく、稼げる会社も限られます
もし、引っ越しも込みで転職を考えられるなら、都市部の運送会社も視野に入れて探すのを私はおすすめします!
私はそれで田舎から都市部の会社に転職しました
6. 教育訓練給付金制度や企業の免許取得支援制度を活用する
【おすすめ度】★★★★☆
未経験者であれば、まずは必要な免許をとるために
- 教育訓練給付金制度
- 運送会社の免許取得支援制度
こういった制度を活用することも一つの方法です。
最初から免許を持っている方が当然、面接に進みやすいですし、採用される確率も高まります
「教育訓練給付金制度」は、免許取得にかかる費用を助成してくれる国の制度です。
直近一年以内に雇用保険に入っていた転職希望者が利用することができます。
例えば、大型車(第一種・第二種)の免許を取得するために30万円かかると、その20%にあたる6万円が返ってきます
詳しい条件などは、最寄りのハローワークに確認してみましょう。
そんな何十万円も用意できないよ
こんな方は、免許の取得を支援している運送会社に問い合わせてみると、相談に乗ってもらえる場合があります(メールより電話が良い)。
ホームページで「未経験者歓迎」と公表している運送会社も多いので、問い合わせてみましょう
人手不足が深刻な業界なので、話を聞いてくれる会社は結構あると思いますよ
お昼休みや夕方以降など、仕事が落ち着いてそうな時間帯を狙って電話してみると良いかもしれません
多くの運送会社は、免許取得支援制度を提供しており、入社後に資格を取得しながら働くことができるプログラムを提供しています。
これにより、未経験者でもスムーズに業界に入ることができる場合があります。
ただし3年以内に会社を辞めたら費用を返金しないといけないなど、会社によってルールを設けている場合がほとんどです。
とはいえ、他人にお金を出してもらうということを軽くみてはいけません
免許取得させることは会社にとっては言ってみれば投資
あなたが投資するに値するかどうかを当然会社は見てきます(年齢や経歴、性格など)
投資というのは、かけた金額以上のリターンがあってこそやる価値があるものですからね
リスクとリターンが合わないと判断されたら採用されません
それなりのやる気と、自分がどう働けるかをしっかり熱意を持ってアピールする必要があります
7. 知人や紹介を頼る
【おすすめ度】★★★★★
もし知人や親族が運送業界で働いている場合、その人から紹介を受けることも良い手段です。
なぜなら、運送会社は入社してからミスマッチに気づくケースがよくあるからです。
事前に会社の内部情報が得られるのは大きい
ミスマッチの心配も減るので、紹介で採用されたドライバーは長続きする傾向がありますよ
紹介という形であれば、採用されやすくなる可能性も高まりますね。
まとめ
手取り10万円台で生活が苦しいと感じているなら、トラックドライバーとしてのキャリアを考えてみるのも一つの方法です。
もちろん、トラックドライバーにも大変な部分はありますが、
その分やりがいもあって、頑張れば報われる仕事です
特に、運転が好きな方や一人で仕事を進めるのが得意な方には向いている職業ですし、何よりも収入が増えることで、今の苦しい生活から脱却できます。
新しい一歩を踏み出してみることで、今までとは違った生活が待っているかもしれません。
まずは、トラックドライバーとして働くために必要な情報を集めてみてください。
自分に合った働き方や目標を見つけて、少しずつでも前進していきましょう!
そうすれば、いつか必ず報われる日が来るはずです。
ではまたっ、ピース!